謎の独裁者・金正日―テポドン・諜報・テロ・拉致

謎の独裁者・金正日―テポドン・諜報・テロ・拉致


佐々 淳行 (著)



 最貧国「朝鮮民主主義人民共和国」こと北朝鮮は、今年に入りミサイルや核実験で国際世論の非難の的となっている。「民主主義」とは名ばかりで、実際は独裁軍事政権であり、この独裁者が気に入らない人間を粛清し続けてきている。また、国民の自由は無い最低の国である。世界中でテロ活動を実行し、それによって犠牲になった人達は多い。

 日本国内で起こした事件や外国で起こしたテロで言うと、山形温海事件、青瓦台武装ゲリラ事件、文世光事件、ラングーン爆弾テロ事件、大韓航空機爆破事件、偽札造り、拉致誘拐事件、テポドン事件等がこの作品で説明されている。

 このテロ国家は、経済は低迷、食料も満足に自給できず、外国から買う金も無い。そういう事情にもかかわらず、軍事施設・武器・核開発等には潤沢に資金を投入している。その反面、国民は不自由な暮らし(特に地方)を虐げられ、餓死した国民も相当数にも上っているとのことだ。

 潤沢な資金はどこから流入してるのか?ロンダリングをしているにしても、その原資はどこから発生しているのだろうか?また、精密機械や精密部品はどこの国の物が使用されているのだろうか?この答えは、察しのつく人にはすぐにわかることだろう。

 この本は、その問題国家である北朝鮮のスパイ達の行動や著者の実際の経験を綴ったものである。非常にリアルで、国際スパイ活動を取り締まっている「外事警察」の苦労の一端がうかがえる。日本では何と!「スパイ防止法」が無いのだ。日本がスパイ天国と言われ続けている大きな理由だ。そのために外事警察官たちは苦労することが多い。

 著者の佐々 淳行氏の経験やノウハウからしてみれば、この本は一般人たちに向けた入門書のような感じだ。難しいことは一切書かれていないので、大変読みやすいし、理解しやすくなっている。北朝鮮関係以外にも旧ソ連関係のことも多く書かれている。実際はこちらの方のページが多い。

 北朝鮮のスパイたちが、どのような方法でどこから上陸してくるのか、どういう行動をして、どのような手段で本国に報告しているのか、この本は教えてくれる。佐々氏の経験は本当に小説のようだが、これこそ事実なのだろう。本当に唖然とさせられた。

 せっかく外事警察官たちが苦労して逮捕したスパイが、スパイ防止法がないため、有り合わせの法律で処罰するしかなかった現実。せいぜい、「公文書偽造・同行使」、「外国人登録法」、「外国為替管理法」、「出入国管理法」程度でしか立件できなかった現実。本当にこれで良いのだろうかと考えさせられた。裁判になり判決が出ても、懲役1年程度なのだ。

 日本の国自体の存続の危機を考えれば、今の法体制が穴だらけということが、よく理解できる。国益を害する人間たちが不法行為を起こしても、この程度でしか罰せられない現実を国民皆が真剣に考える必要があるのではないか?外国ではスパイで捕まるとは最高刑は死刑だ。日本も早急に法体制を整備して、死刑が適用されるようにすべきではないかと小生は考える。

 今でも北朝鮮のスパイ達は秘密裏に行動しているに違いない。彼らは羊の皮を被った狼以上の存在と断定して良いと思う。大げさかもしれないが、日本人として自分たちの子孫や家族・友人を守るため、何かを考え行動する時期に来ているのではないか?



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